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ぐったりとして何も抵抗出来なくなっている私の体に部屋の天井からするりとやってきた光が入り込む。
その光は私の体で一度光ると消え、近くに落ちていた携帯電話も入ってきた光と同じ色で1度光ると、目の前の紫色のドアが重たい音を響かせて開いた。
ドアが開ききるのをただ見つめながら動かずそこにいる私を、どこかで見ているようにその声の主が言う。
最後の 扉 を 開け
開いた 者 の 願い を 叶えよう
それっきり声はしなくなった。
(扉…)
目の前には開かれたドア
願い を 叶えよう
抜けていた力はいつの間にか戻っていた。足は行き先をしっているかのように、零れる光の先を目指す。
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