母の言葉

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そしていよいよ、全国大会のメンバー発表の日をむかえました レギュラーに渡される背番号はポジション別で1~11 控え選手に渡される背番号は12~18 以降はベンチ外 「城陽の11番」 長らく俺が背負ってた背番号 リハビリから復活後、俺は再びこの背番号を背負う為に頑張りに頑張ってきた 祈るような気持ちで順番を待った そして俺に渡された背番号は・・・・ 「14」 レギュラー剥奪 悔しかった。ほんまに悔しかった。 家に帰り、まともに口も聞かずに自分の部屋に閉じ込もって落ち込んでる俺を見かねた母親が俺に言った言葉 今でもはっきり覚えてます 「一生懸命頑張ったんやから落ち込む事なんもないやんか。全国大会でチャンスがきたら悔いの無いように頑張り!」 「監督から見たら14番やったかもしれん。でもな、母さんから見たらアンタ・・・」 「12番やったで。」 おいオカン! 無茶苦茶ちゃんと評価しとるやないか! 今でも忘られない親からの言葉でした
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