朝倉前編

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小学5年生の時に父は今治市内でスーパーカブに乗って走っていると、横から急に出て来た車に衝突して何メートルかは、忘れたが飛ばされ運よくかすり傷ですみスーパーカブも大丈夫だった。 それから父は自動車学校に通い47歳で1発合格して、ぶつけてもいいように中古車を買ってきたのだ。 修理する箇所が沢山あり、新車を買っていてもよい車だった。 それから新車を父の一番下の弟が大阪から帰り自動車工場で働いていたので、そこで新車を買って来た。 家には中古車を入れて2台の車があり、今治市に仕事用の軽自動車のハコバンがあり、3台所有となった。 半年も乗ってないのに乗りづらいと言って新車を売り、造船所の課長が車を乗り換えると言うので安いお金で中古車が我が家にやって来た。 その頃無理をしてたので父はヘルニアになり、1ヵ月くらい入院していた。 そして父の弟の次男をボウシンとして会社に入れてたのだった。 次男は大声で下の者を怒ったり、かげでその人の悪口をいったりして、下につく人はつぎつぎと辞めて言ったのだ。 この頃から父は土曜の晩に朝倉を出て、今治に住むボウシンを連れて宇和島に釣りに行くようになり、グレをよく釣ってきていた。
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