父巖男と家族の人生

母との出会い

病院についた父は母の妹に「どんなかった？」と聞くと「兄さんに似てたわ」と言ったので病室に行くとそこにはくちびるの垂れ下がっている赤ちゃんがいて父はビックリしたのだった。

産まれるのが早く顔の形が整ってなかったので父は「生まれた時はお化けのようだった」とよ

父はよくお金が無くなると同僚のカメラを質屋に入れていた。

その同僚が母の妹も飲料水工場で働いていたので結婚することになったので質屋の件は後々笑い話になったのである。

2組の家族は同じアパートに住んでいたので日曜日になると、父の一番下の弟が大阪で働いていたのでやって来て、たこ焼きを作ってビールの大きな瓶を飲みながら皆で楽しんでいた。

突然の訃報が届き父の父であるおじいさんが亡くなり父と母は工場を辞めて愛媛で暮らす決断をしたのだった。