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下らない日常って、どうして・・・こう、毎日毎日続いていくのかなぁ?
ねぇ、何でだと思う?
それはね・・・答えのない問題なの。
「兄さん、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
いつもの変わらない日々の終わりの言葉。
これを聞けるだけでも【アタシ】はハッピーになれる。
だって【アタシ】は、兄さんが大好き!なんだもん。
なんなら、語尾に音符でも付けちゃおうかな?って位。
毎日、毎日【アタシ】だけを見てくれればイイのになぁ・・・。
兄さんは今現在、モテキの真っ只中。
嫌んなる位にモテまくってる。
幼馴染みの相川 愛実。
学校始まって以来だか何だかの天才少女の加藤 恭子。
元ヤンの佐伯 雫。
保健の先生で幼馴染み・その2な高野 千波。
それと、何か妙に兄さんに懐いてる同級生の長浜 昇。
皆、年上だし勝ち目なんてないの解ってるけど・・・負けたくないんだもん。
昔っからの兄さんを知ってる愛実や千波姉ならいざ知らず、ここ最近現れた天才少女やヤンキーなんて目じゃないっての!!
それと、長浜・・・アイツだけは許せないわ。
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