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恭「桜様?どうされたんですか?」
そう問うと、
桜「あなたたちに言っておきたいことがあって。」
と答えた。とりあえず中へ促し、椅子に座らせると自分も向かい側の椅子に座った。静もその隣に座る。
桜「鈴のことなんだけど、あの子の前で親の話題は出さないでほしいの。ちょっといろいろあってね。話が長くなるからそれは今度話すわ。」
それはまるでまだ来たばかりの人には聞かせたくないという口ぶりだった。
そこで話は終わったのでとりあえず納得した。それを見て桜はほっとしたような顔をして
桜「じゃあ、明日から頼むわね。今日はゆっくり休みなさい。」
といって部屋から出て行った。恭と静は首をかしげながら今日はもう寝るか、といい、それぞれの布団の中に入った。
恭(どうして親の話題を出してはいけないんだろう。なにかあったのか?)
と考えを巡らせながらも考えていても仕方ないと思い、すでに寝息をたてている静にならって目を閉じた。
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