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恭「何かあったんですか?」
お千代さんにそう聞くと、
千「ええ、お嬢様がたがいなくなってしまって。外には出ていないのだけどどこにも見当たらないのよ・・・。」
といいながら、
千「そうだわ、あなたたちもお嬢様がたを探すのを手伝ってくれないかしら。それに見つからないとあなたたちも仕事できないだろうから・・・。」
といわれたので、
恭「はい、かしこまりました。」
静「わかりました。」
と返事をして探し始めた。
一方ーーー
桜「それにしてもひまだわ・・・何か面白いことないかしら・・・。」
鈴「そう・・だね・・。」
と鈴がうとうとしながら返した。桜が頭をなでてやると気持ちよさそうに身をよじってから鈴は桜の膝の上で眠った。桜はそれを見て微笑み、自分も少し眠たかったので軽く目を閉じた。
がさがさ
そんな音が聞こえ、目を開けてみると目の前に男がいた。じーっとみていると
「あなたが水原家のお嬢様ですか?」
と聞かれた。うなずくと「そうですか。」と答えてから、
「みなさん、心配してますからそろそろお屋敷に戻りましょう。」
と言って寝ている鈴を抱きかかえ下に降りた。桜もそのあとに続いた。
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