3/3
前へ
/25ページ
次へ
そうやって、自らの中に本来の自分とは相まみえない、自分がいる事に気付き、自己嫌悪に陥り、開き直る強さを持たない私のような人達は、いいえ、開き直る強さを持った人達でさえ、結局は本来の自分と、それとは掛け離れている自分に折り合いを着けることが出来ずに、落ち込んでは自己嫌悪に陥り、自らの抱える劣等感と相まって、もう、本当に自己を見失いかけて、それが怖くて、無意識の内に、その気持ちを他者に向け、自らに対して抱いている嫌悪感や劣等感を他者に擦り付け、妬みや嫉み、悪口や陰口、世の中に対してさえも不平や不満をもらして、抱えた嫌悪感も劣等感も解消しようとするものなのですね。 身勝手な自己肯定の仕方ですね。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加