序章/目覚めの朝

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序章/目覚めの朝 深い深い闇の中。少女は浮遊していた。 どこまでも闇に覆われた中で、彼女は目を瞑りながら静かに上へ上へと上がっていく。 下の方をみると、微かに何か機械の柩のようなものが大きく口を開いていた。 彼女は今だに目覚めぬまま、この闇で覆われた海の中を浮遊していく。
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