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どう考えたって、上手くやれる自信がない。
俺がやっていた事は……状況的にバレてるだろうし、その事実がバレているのを、知らない素振りでなんて……紫音を前にして演技出来る訳ないし、誤魔化すのは難しいだろう。
バレバレの嘘をつかれたって、さらに不快になる。
なら、俺が紫音をオカズにしていた事の意味を……紫音の事が、そう言う対象として好きだって事を伝えないと……
紫音の閉じ籠る殻に、まずは壊す為のヒビを入れないと……
ノックする位で開いたりしない。
ガツンと行かないと。
紫音から発せられる、日々の拒絶オーラに、もう絶望的だって思っていた。
でも、まだ望みはあると信じたい。
あんな現場に遭遇したところなんだから、嫌われて元々だって。
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