運命と言う名のカフェ

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叔父さんの家から、更に歩く事三分の所に僕は住んでいる。 空き家になっていた所を、叔父さんの口利きで安く借りる事が出来たのだ。 母に心配掛けたくなかったから、叔父さんの家に近いという事は大きな安心材料だ。 しかし、家一軒丸ごとなので、一人で住むには掃除が大変だし、寂しさを覚える広さでもある。 だから大学の授業が終わると、家に居るよりも叔父さんの店、フォーチューンに居る時間が多くなっていた。 そんな生活も二年目に入って三ヶ月が過ぎた頃、叔父さんから『紹介したい奴がいる』と言われた。
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