運命と言う名のカフェ

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叔父さんは、僕の表情を見ると、ニコッと微笑した。 「紫音、こいつは貴美ちゃんの友達の子で、大輔だ」 「兵藤大輔です。 よろしくお願いします」 「えっ、あぁ、よろしく……」 あまりの勢いに呑まれてしまった。 「大輔には、ここでバイトして貰う事になったから」 そう紹介された彼が、カウンターの中でお辞儀をした。 僕はいつもの指定席に(勝手に決めているだけなんだけど)座った。 「大輔、こいつが俺の甥っ子で、常連の紫音だ」
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