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めまぐるしくなってきた
毎日がとても楽しくて
胸に吸い込んだ期待を
膨らませ今日は過ぎる
群れた雲が近寄ってきて
時を越える想いが自分を描き出して
離れてゆく誰かにさよならを言おう
そらを身近に感じた
あなたのせいかもしれない
充たされてゆく時間が
たまらなく心地よくて
あと少しだけ強くなりたいよ
その軽さ許せず長く甘えていたんだね
目が覚めたときには
そばにいてほしいから
斜めに宙を泳ぐ一秒
切り取ってモノにしてみせる
何を求めているのか
自分に問いかけてみる
誰のためでもない真実が
押し寄せては引いてゆく
語りかけてくるざわめきなら
たぶん自分ひとりだけが
孤独ではないという証拠
これから出逢える喜びを噛みしめて
未来を信じている
「めっちゃいい曲じゃん」
いつの間にか声に出して口ずさんでいたせいか、気付かないうちに私の周りに7人が集まってルーズリーフの中の文字を見つめていた。
「何だか、すらすらと出てきた」
「悠が作る曲はどれも心がこもっているからね」
「ふふ、ありがとう」
煌の言葉がちょっとくすぐったくて、並べられている文字に視線を移した。
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