見えない世からこんにちは

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上空から建物目掛け頭から突っ込んだ白夜は、勢いのまま天井をぶち抜き、中に並べられていた机を真っ二つに割って地面に叩き付けられる 「…………あぁ、死ぬかと思った」 これが第一声だった 普通の人間なら即死コースの惨状を、大の字でぶち抜いた天井の穴から空を仰ぎながら呟く辺り素敵な人外っぷりである 「ったく、どこだよここ…は…」 悪態を漏らしながら身体を起こした途端、フリーズする なぜなら起き上がった瞬間、現場に居合わせていたのであろうブロンドヘアが美しい赤のドレスを着た女性と、その付き人であろう銀髪をウルフカットに切り揃えた褐色の女性の二人組とバッチリ目が合ったからである (待て待て待て待て待て待て…いきなり建物の天井ぶち抜いて落ちて来たとか、明らかに不審者…っていうか変質者じゃねぇか!! 落ち着け、COOLになれ…まずは挨拶だ あれ、これって英語?日本語?それともフランス語かドイツ語かイタリア語かスペイン語とかの方が良いのか!?) 「え~と…Hello?」 「っ!?曲者ぉぉぉぉ!!」 「うぇぇぇぇ!?」 混乱しながら見出だした答えも虚しく、世界に着いて最初に行うのは地獄の追いかけっこになりそうである
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