守るために…………

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守るために…………

 人は何かを守るときに、何の代償もなく、守ることが出来ると思っているでも、僕はそう思わない。 何かを守るとき、必ず何かを壊さなければならないと思う。考えてみよう。 法律を変えるとき、新しい法律は僕達を守るために作られる。 でも、そのせいで昔の法律は壊される。その方がいいときもあるだろう。 しかし、時によってはそれが悪いときもあるはずだ。 喧嘩に巻き込まれたとき、自分の身を守るためにどうする?簡単だ。相手を倒さなければならない。 それは壊しているのと同じだ。 それで相手が大怪我を負えば、相手の人生すらも壊してしまうかもしれない。 人は何かを守るために、何かを壊さなければならない。 何も壊さずに、何かを守ることなんて出来るはずがない。 きっと今までを思い返せばわかるはずだ。 何かを壊さなければ、何かを守ることが出来ない。こんな理不尽な世の中が僕にとっては、本当に壊したいものだ。 この世の中を壊すことで、僕が守られることになる。 でもそんなことは出来ない。やってはいけない。 そのせいで周りが巻き込まれるのは嫌だからだ。とにかく、守るためには、必ず何かを壊さなければならない。このことを忘れないでいてほしい。             by 紅龍
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