1人が本棚に入れています
本棚に追加
守るために…………
人は何かを守るときに、何の代償もなく、守ることが出来ると思っているでも、僕はそう思わない。
何かを守るとき、必ず何かを壊さなければならないと思う。考えてみよう。
法律を変えるとき、新しい法律は僕達を守るために作られる。
でも、そのせいで昔の法律は壊される。その方がいいときもあるだろう。
しかし、時によってはそれが悪いときもあるはずだ。
喧嘩に巻き込まれたとき、自分の身を守るためにどうする?簡単だ。相手を倒さなければならない。
それは壊しているのと同じだ。
それで相手が大怪我を負えば、相手の人生すらも壊してしまうかもしれない。
人は何かを守るために、何かを壊さなければならない。
何も壊さずに、何かを守ることなんて出来るはずがない。
きっと今までを思い返せばわかるはずだ。
何かを壊さなければ、何かを守ることが出来ない。こんな理不尽な世の中が僕にとっては、本当に壊したいものだ。
この世の中を壊すことで、僕が守られることになる。
でもそんなことは出来ない。やってはいけない。
そのせいで周りが巻き込まれるのは嫌だからだ。とにかく、守るためには、必ず何かを壊さなければならない。このことを忘れないでいてほしい。
by 紅龍
最初のコメントを投稿しよう!