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「ふふっ、やっと気付いてくれた。」
そう笑いながら話し掛けてくる少女。
一般に言われる茶髪で、ショートヘアー、スタイルは私の数倍はいいだろう。
「どうかしたのかしら?そんなに私を見つめて。」
その一言で現実に引き戻される。
「いえ、少々びっくりしただけですよ。」
「ふーん。あなたどこかのお嬢様かしらね?寮を見て驚かないくらいだから。」
「そんなことないですよ。正直驚いてぐうの音も出ませんから。」
「残念すぎて…ってことね。「いえ、そんなつもりじゃ」まあ、いいわ。私は神川 莉。よろしくね。」
「姫路 美華です。よろしくお願いします。」
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