エピローグ 花は桜。栄光の未来へ

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今、二人の頭の中に過るのは沢山の思い出達。 楽しいことや、悲しいことがフラッシュバックのように頭の中に流れていく。 「私は夫となるために命のある限りあなたを愛し、この誓いの言葉を守ってあなたとともにある事を誓います」 新郎から新婦に送る誓いの言葉。俺は神に誓ってこの言葉を貫いて守って行く。 一生大切にしていく。だって約束したから。掛け替えのない大切な人達と。 「私は妻となるために命のある限りあなたを愛し、この誓いの言葉を守ってあなたとともにある事を誓います」 誓います。私はこの人と幸せになります。 それが私の歩む道。私達の未来はここから始まるんだ。 沢山の思い出を作ってく。 「それでは、誓いの口付けを」 牧師の言葉に合わせて未来は桜のヴェールを静かに開けた。 既に桜は涙を我慢してるのか、目をウルウルとさせている。 「愛してる。これからもずっと」 「私も、愛してます」 ここまで来るのに沢山の事があった。笑って、泣いて、また笑って。 大変な事もあったけど、これからはそれを二人で支え合って行く。 二人は神に誓いの口付けを捧げた。 大丈夫。何があってもこの宝物は俺が守ってく。 誓いの口付けを交わすと二人には沢山の祝福の声が挙げられた。 その後、二人は盛大に見送られながら退場していく。
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