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「そのせいかもね?二人目の参加だからソフトに負担がかかったのかもしれない。
あ、あとそうそう仕様なんだけど、多分これも無いと思うから見せるね。
腕にはこういう紋章があるんだ、この紋章は職業ごとに違うんだけど腕にこの青と赤と黄色の線が付いてるでしょ?
それぞれHP、SP、そしてお金の量なんだ。
紋章同士を合わせることでお金のやり取りも出来る、自分でこれだけ渡す、と思った額だけしか与えないから奪われる心配も無いぜ。
最後にメニュー画面、これはスキルをあげたり道具を整理したり、まぁ普通のRPGと変わらないな。
出し方は紋章を掲げるだけ。」
そういうとアラさんは両手を合わせて横に引き延ばすように開いた。
するといくつかの画面が手の間から現れた。
「これがメニュー画面、ただ出て来いと祈るだけでも出せるけど大抵の人は自分で出す時のポーズを決めてる。」
「なんで?」
「断然そっちの方がかっこいいから。」(きっぱり)
どうせこんな世界に来たんだから楽しもうじゃないか、という意味も含まれている気がした。
「次にさっきも話したスキル、この世界ではスキルが重要だ。
スキルが無いと何も出来ない。
釣りも、料理も、農業で稼ごうと思っても農業スキルを上げないといけない。
最初の固定スキルポイントでも大抵の人は自分にあったスキルを選ぶ。
この街から出ないで職人や農家として生きる道をね。
おれ達みたいな旅人や狩人も少なくは無いけど同じくらい職人が居るんだ。」
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