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「銀さん!」
スライムと最初の戦闘を行うため、何度も使うことを考えて作ってないのだ。
銀さんは精神をすり減らし、フラフラしている。
「後は、任せてくれ!」
なにもナイフと弓だけが武器では無い、火炎ならおれも使える。
ヒュッ!パリンッ。
フレイム程では無いが火炎瓶の炎は熱い、オーガはフレイムの炎が消えたところでもう一度炎に覆われることになった。
「がぁぁぁ!うがぁぁぁぁぁ!」
くそっ!やはりオーガ相手に火炎瓶程度ではあまり効果は無い。
オーガのHPは3分の1から4分の1程になったが、そこで減少は止まった。
倒せる気がしない!
「アラさん…どいて…フレイム!」
銀さんが二度目のフレイムを放つ。
「がぁぁ…ぁぁ…」
泣いているような、そんな悲しい断末魔の叫びを上げて、オーガは倒れた。
そして、銀さんも呻き声をあげて倒れた。
「銀さん!おい!しっかりしろ!大丈夫か!」
ダメだ、反応が無い、お腹減ったとか言ってやがる。
全く、とボヤきながら銀さんを担いで家に帰ることにした。
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