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僕の居場所。
それは、君の斜め後ろ。
いつも前を向いて歩く君。
カッコいい姿だと、いつも思う。
まっすぐ前だけを見る君の後姿が。
後ろなんて、振り向かない。
僕は君を見つめ続けて、たまにまわってくる仕事だけをして。
後ろをほんの少しだけ、任されている。
嬉しい。
だけど。
君の背中全部を、任せてもらえるようになりたい。
もちろん隣を歩きたいけど。
それはできないね。
君は僕ではない大切な人を、
見つけてしまったようだから。
でも、ねぇ。
少しでもいい。
君の役に立ちたいよ。
それが僕の願いだから。
君が望んでいないことなんて知っているから、これは僕の我儘だね。
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