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とりあえず、シャワーを借りて制服を借りた葵は、劉哉にお礼をする事にした。
「あの…色々とありがとう。」
「ああ、いいよ?学校には俺が連絡した。転入生が、泥まみれになったから家で着替えてから行くって。」
「そう…。」
「そしたら、登校は明日からでいいってさ。」
「えっ…。」
最悪だ。
雨が降ってると思ったら、晴れてておばあちゃんが濡れないようにって守ったら、アタシが泥だらけになって、そのアタシのピンチを救ってくれたのが…松永劉哉…の家に来たらアタシの登校が明日になった。
「って事で、俺と一緒に遊ぼうか?榛原葵ちゃん?」
「いやあ…。」
「えっ?俺はキミを助けたんだよ?で、今からキミは俺の友だち。ねっ?」
「はぁ…。わかったよ、アタシの登校は明日になったし、あんたに付き合ってやるよ。」
葵は、劉哉に笑顔で答えた。
なんだろう…葵ちゃんの笑顔を見ると、スゴく暖かい気持ちになった。
どうしてだろう、この暖かい気持ちはなんなんだろう。
俺は、一体どうしたんだろう…。
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