醜い俺にはこれしかなかった

プロローグ1

今日も朝が来た。
俺は朝が好きだ。
明け方の空の色が好きだ。
雨上がりの朝はもっと好きだ。
雨上がりの空気は埃が落とされ
とても澄んでいて好きだ。
だけど俺は朝が嫌いだ。
何故なら…

？「ねぇ真時君起きてよぉ！」
？「朝ですよー！」
真時「ふぁ…おはよぅゆきぃ～」
由希「ほらっ！寝ぼけてないで早くしないと遅刻しちゃうよ！」

これだ
いつもいつもこいつらのせいで
俺の時間が邪魔される。