第一章 すのはの日常

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いつも久美子さんの3分間の生リサイタルにはいつも心臓に悪い音で起こされる…。 でもこの目覚まし時計を使っているのにはわけがある。それはお父さんの存在だ。あの人は【セケンテイ】ばかり気にする人だ。だからどんなに変なものをお土産にもらっても絶対に受け取らないといけない【ギム】となっていた。…小さいころからずっとそう。ずっと。ずっと、ずっとずーと…そう。 多分これからもそうだろう。 さて、こうしてはいられない。朝ご飯の準備をしないと。 ちなみにこれも【ギム】の一つ 『自分のことは自分でしっかりしろ』 そのためこの朝ごはんの【ギム】は3年生のころからほぼ強制的にやらなくてはいけなくなった。ちなみに昼は給食、夜は家政婦さんが作ってくれるので他の【ギム】と比べてそこまでつらくはないと思う。特にテストとか90点以上取らないと一晩家に入れないっていうのもあったし。
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