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瀧口弘司は普通の高校生だ。
6:30に起床し、電車を乗り継いで8:20には学校に着く。
学校が16:00頃終わると、受験生である弘司は塾に行き、毎日家に帰るのは9:00頃になる。
家に帰れば夕飯を食べ、お風呂や歯磨きといった一連の就寝準備を済ませ、復習をして1日を終える―
そんな今の時代、どこにでもいるような高校生である弘司は、とにかく平凡で日常的である。
成績は中の上、特に生活態度が悪いということもなく、たまに遅刻するくらいである。
ただ
唯一一般的な高校生と違うと言える点は、中学生の頃に母を亡くし、父は製薬会社の海外支社にいるため、現在は一戸建てに1人暮らしをしているということぐらいである。
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