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「……なんで……そんな事に?」
「………住む所無いって自分で言ったじゃん」
──‥‥嘘でしょう?
私、この男に一体どこまで話したんだ?
「んで、うちで働く」
「ッははぁぁぁあああ!!??」
2度目の絶叫。
男は耳をほじりながら
眉間にシワ
「お前、自分から言ったんだぞ?
『彼の残り香がある部屋に帰れない………
彼の為に仕事も辞めたのに……
彼もいなくなっちゃったぁー!!!』
って」
…………………
呆然、唖然とする私
更に言葉が降り掛かる。
「あっ、うち、女は働けねーから。
男で通して貰うからな」
……………………
………心の中で
3度目の絶叫は
響いていた………
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