天使 × 真琴

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暫しの間レディーの足が途絶え 店内はBGMとレンズ加工の音が響いていた。 ──カラ~ン… 「‥いらっしゃ‥、あっ!お久し振りですね?」 来店したレディーに気付き 走って駆け寄る拓真。 「今日はコーヒーを頂きに‥‥」 (‥‥オープン当初から贔屓にしてくれてる祥子さんだ‥‥ 拓真‥‥三日前にも来店したのに 「久し振り」って‥‥) 喫茶の窓側にあるテーブルへ案内し椅子を引く。 「オーダーして来ますね?」 「‥‥はい」 拓真は厨房に入っていく。 祥子さんは外に視線を向けた後、文庫本をバックから出し読み始める。 彼女は俺と年が変わらないが 凄く落ち着いた大人の女って感じ。 うちのスタッフでは 一番年上の駒龍さんで釣り合いが取れる。 本人もそう思っているのか いつも喫茶スペースへ直行だ。 メガネを注文する時でさえ こちらのスペースには来ない。 「‥‥お待たせ致しました」 「‥‥ありがとお」 コーヒーをテーブルに置く駒龍さん。 ニコッと見上げて微笑む祥子さん。 ‥‥‥‥‥をジーっと見てる拓真 ,
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