第二章 オトンの悩み
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目を擦りながら、不思議そうに上半身を起こした恵をそのままに、佑は慌ててベッドルームを出て行った。 トイレに駆け込み、熱くなった自身を自分の手で必死で宥める。 「……っ……ちっくしょうっ……!! 俺は欲求不満のガキかっ?」 顔を歪めながら掌に熱を吐き出すと、その場に崩れ落ちた。
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