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心地好くも冷たい風が僕の頬を撫でる
その心地好さとは対照的に、アスファルトが放つ刺すような暑さが僕の意識を覚醒させる
「……う……っ…」
顔面に剣山にも似たアスファルトの表面が当たっているのが分かる。どうやら僕はうつぶせに倒れているらしい
「あっ……痛っ…」
体を起こそうとすると後頭部に鈍痛が走る
痛みに顔をしかめながらも立ち上がると、照り付ける太陽の光と共に僕の視界には異様な光景が映った
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