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そういって、話は終わりを告げた。
やはり、僕には場違いなのだと思い知らされるような、人物たちの会話だった。
左の緑色の髪を肩まで伸ばした、気障な男の子は、ショウルジョル・ミコウェル。
魔法の基礎となる五元素、火・水・風・土・雷の五つを司る五大貴族の、風のショウルジョルの一人息子だ。
右の真っ赤な髪が真上を指して立っていた男の子が、レッカー・フレアデス。
彼らの会話にも出てきたとおり、火の五元素貴族のレッカー家の次男坊だ。
僕のような一般人が、目にしてはいけないような位の高い人間だ。
そして、なぜ僕が選ばれたのか…。
僕は少し涙が出そうになったが、我慢してまた目を伏せた。
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