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門をくぐると、そこには一つの町のような空間が広がっていた。
賑やかな雰囲気が場を包み、自然と足が動…自然と?
ハッとして自分の身体を見ると、不思議な膜のようなものが身を包んでいた。
それは自分の身体をどんどん先へと運んでいっている。
恐らく魔法だ。
それも固有魔法だろう。
僕は顔に驚きが出ないように、無表情を心掛けた。
正直、すごく驚いたが。
賑やかな広場を抜けると、そこは一風変わった物静かな場所だった。
大きな看板には、黒い墨の和語で『体育館』と書かれている。
ここで入学式を行うようだ。
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