1、魔法学校

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あの日から、一年。 この世界は相変わらず、変わりなく回っている。 僕たちが住む世界の名は『ゼアン』と呼ばれ、色々な種族の生物が魔法を使い、戦う世界だ。 僕が住む国、『ウェストリア王国』は古くからある国である。 そもそも、ゼアンの国は古代から受け継がれてきた、魔法という技術を中心に、経済や政治は回っている。 逆に言えば、魔法がうまく使える者ほど、強い。 実力主義のこの世界で、学生たちは重宝されている。 中学生になれば自動的に魔法学校に配属され、魔法の基本をすべて叩き込まれる。 そこからは実力の世界で、強ければ強いほど、良い高校に配属される。 高校では、実力差がはっきりしだすため、授業もすべて自分で選び、そこから進学する場所を選んでいく。 特に強いものには、軍の精鋭部隊からの推薦が来たり、頭が良いものには、研究部隊から推薦が来たりもする。
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