1、魔法学校

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僕は朝御飯の支度をしながら、一週間前にきた手紙の内容を思い出す。 『貴方は抽選の結果、我が『ウェストリア王国立セレシア高等学校』の生徒となることが決定しました。 正直に言えば、貴方の魔法力、基礎戦闘力も我が校のレベルに達しておりません。 精一杯精進して、我が校のレベルに近づいていただきたい。 セレシア高等学校校長 アヴイット・セレシア』 この手紙が来たとき、僕は腰が抜けそうになった。 セレシア高等学校はウェストリア一の進学校で、その精鋭部隊である生徒会は、国の軍と遜色ない実力を持つ。 新入生は国中の中学校から、その学校で一番、二番を争う人材が選ばれる。 だが、理事長が変わっていて、全国の中学校から抽選で五人、新入生が選ばれるという変わった制度も作られている。
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