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ドン、ドン 先程より力強く叩くと、 「誰だ?」 中から野太い声が返ってきた。 誰だ?なんて言い方はないだろう…… しかし、 「うっ」 駄目だ、お尻が悲鳴を上げていて、そんな事を言っている場合ではない。 「お、お願いだ! は、早くしてくれ…… 」 「人にお願いをする前に、先ずは名乗るのが礼儀だろう」 な、何なんだコイツは? こんな訳の分からない奴に名前など…… だが、私には時間が…… 「間宮……です」 「マミヤ?下の名前は?どんな漢字だ? 紙に書いて上の隙間から渡してくれ」
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