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「はぁ?何でそんな事までしなきゃいけな…… 」
「君に拒否する権利なんてあるのかな? 」
私の言葉を遮って現状を盾にされる。
私は渋々と残り僅かなスケジュール帳に名前を記入し、上の隙間からそっと手渡した。
「間宮順三……良い名だ。
では次に、生年月日・干支・星座を書いて渡してくれ」
「な、そんな事今関係ないじゃない…… 」
「君との相性が見たい。
この扉を開けるに相応しい人物かどうか…… 」
限界が近い……
私は見ず知らずの人間に個人情報を渡す事を選んだ。
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