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一度目の山場は乗り越えた。
だが、必ずまたピークはやってくる。
その時はもう……
乗り越える自信はない……
「相性はとても良いようだ。
次に君の趣味を…… 」
それからいくつかの項目を数回に分けて質問され、私は素直に素早く答えを記入し手渡す作業を繰り返した。
次のピークまでに開けてもらう事だけを考え行っていた作業が、次第に自分の心を開放している様な気持ちになり、聞いてくれている彼との友情さえ芽生えつつあるように思えた。
だが、ついにその時が来た!
スケジュール帳が底をついた瞬間、第二のピークが悪魔のように襲ってくる。
「もう……ダメ……
頼む!開けてくれ…… 」
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