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「ふぅ~ 」
何なんだこの感覚は……
まさに天国だ……
こう思えるのも彼のおかげだな。
感慨に耽りながら、後処理をしようと左手を伸ばす。
「なっ…… 」
にやけ顔から一変して青ざめる。
「か、紙がない…… 」
思考を巡らす。
そうか……
あいつが欲しかったのは俺の情報ではなく、処理する紙……
一瞬でも友情を想い描いたなんて……
俺は馬鹿だ!
「どうすれば……」
時間ばかりが過ぎていく。
頭を抱えていても、先程のやり取りばかりが思い出される。
「ん?」
閃く。
「そっか…… 」
彼が教えてくれたじゃないか……
コン、コン
来た……
「は、早くしてもらえませんか」
仲良くなれるかなぁ……
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