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四月八日、担任が変わる日。私は楽しみで仕方無かった。
と言っても担任が来ても精々五時頃だろう。
それまで何をしていようか。
まず、マンガでも読んで暇を潰そうか。
本棚にある長編もののマンガを全巻取りだし、ベッドの上で寝そべりながら読むことにした。
全巻を読み終わり時計を見ると午後二時を少し過ぎた頃だった。
「まだかぁ」
残念そうに言い、マンガを本棚に片付ける。
担任が来る時間帯には程遠いので動画サイトでブックマークしている人の動画を見て暇を潰す。
どれくらいたっただろうか、動画の読み込み中に部屋の外から声が聞こえ始める。
ヘッドフォンを外し、耳を傾ける。
階段を上がる足音が聞こえ部屋の前で止み、
「ご飯、持ってきたから」
母の声だ。
お前かい!とツッコミを入れそうになったが声には出さず、動きだけで表現した。
そんな時間かと時計を確認すると午後六時だった。
したかなく夕食を食べた。
夕食を食べ終え、担任が来るか楽しみに待ってみるが、結局来なかった。
なんか長い一日だった。
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