一章 「押すな、押すなよ、絶対押すなよ」

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それから三日ほど経った。 もう担任が来るとかどーでもよくなっていた。 今日もまた怠惰な一日を過ごすこと半日、私は空腹による苦しみを味わっていた。 引きこもる前は一日三食だったのだが、引きこもってからは朝、夕の二食だけだ。 今までは二食だけでもったのだが今日はおかしい。 時計では午後三時だ。 そんな時に腹が減ることなんて今までなかった。 空腹に耐え切れず一階に下り、リビングの棚からお菓子を探す。 が。なんもなかったので仕方なく部屋に戻った。
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