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経営企画室ってエリート部門にいる彼女は、優雅にお外ランチしてる暇なんかなさそうだ。
いつも社食に小走りでやってきて、時計を気にしながら短時間でバタバタと帰っていく。
女の子なのに可哀想だ。
「成瀬ちゃ……あっ、来たっ！」
横で戸川も顔を上げた。
なんだ、戸川も成瀬ちゃん気になってんだ。
「あはー、何日ぶりだろ……」
「おい。あんまジロジロ見んな」
久々の成瀬ちゃんはちょっと痩せた気がするものの、相変わらず綺麗で可愛い。
いつも後ろをくっついて歩いてる同僚の男と、今日も一緒だ。
「いいな、あいつ。俺も成瀬ちゃんと仕事したいな」
「やめとけ。アホがばれるぞ」
……戸川っち。
何気に成瀬ちゃんの話題にはレスポンス率高い。
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