―猫バカ洗脳事件

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─廃屋 圭「…ここ猫の国じゃない 廃屋って事は…もしや 猫屋敷vV」 『ね? すごい猫馬鹿』 遥「うん… 君って本当に馬鹿なんだね」 圭「あれ? 遥さん…それに楓さん?」 遥「まだわからないの?」 『君、誘拐されたんだよー(笑』 遥「猫好きの君が犬好きになるまで帰してあげないから」 圭「な… 何言ってんだ!! 騙したな、帰る」 楓(騙してないよ、ついてきたよww) 出入り口には着ぐるみの猫が… 猫好きな圭はそれに抱きつく 遥「君が猫好きなうちは帰れないよ」 圭(本気で返さないつもりか…? ま、頃合いを見て犬好きになったふりをすれば…) 『「(クククッ)無駄だよ(ー)」』 遥「にーと僕に嘘は通じない」 圭「何!?」 遥「僕らの能力を見くびっているようだね 意識に浮いた言葉なんて筒抜けだよ僕は"心の音"を"聴く"んだ 心には数多くの"感情"がある… 心が動く度その感情どうしがぶつかって"音"を"奏でる" 僕の耳は潜在意識の領域まで届く 君が知らない君の心も僕には聴こえるんだ」 圭「心が…読めるのか?」 遥「そう、葛藤が大きいほど心の音は美しく響く… 今のにーには最高だよ 嘘はノイズが混じるからすぐ判別がつく」 『因みに俺は"心"を"見る" 遥と似てるようなものだよ』 遥「…だから僕らを騙すのは無理だよ」 圭「…分かった、正直に言う スッゴく性格悪いな、最低だ!! さん付けして損した!! このもやしっ」 遥「はぁ~vV ノイズがなくていい声vV もっと言って~」 圭「兄弟揃ってドMか!?」 『(てか…さっきの俺も入ってんのかな?)俺、ドMじゃないし… でも君、面白いね(笑』
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