第壱話

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―四番隊 ガラッ 「「隊長/玲斗っ!!」」 卯「お静かに…幸村副隊長は病室へ、皆さんは廊下で待機していてください」 「「はい…」」 ―病室 卯「紅月隊長からは何もお聞きになっていないのですね」 精「はい」 卯「では全てをお話します」 ――――― その話は6年前にまで遡る… 6年前のあの日に零番隊は一時的な解散をした… 理由は零番隊全7名中6名に現世滞在任務を課せられたためだ 零番隊で唯一任務が課せられなかったのが"零番隊隊長"である"紅月玲斗"だ 零番隊は個人が総隊長以上の力を持った隊である(そのため存在を知っているのは各隊の隊長のみ) その<零番隊>隊長ともなれば一番隊隊長の力を優に超える だが、いくら力があったとしてもたった一人を隊として認めるのは無理があり隊長である玲斗は名前を偽り、霊圧制御装置を付けた上で護廷十三隊の十番隊に潜入することになった 零番隊が知っているのはここまでである 玲斗が十番隊に潜入してから一年と半年がたった時に事件は起こる 玲斗と同じ時期に三番隊四席として入隊した女隊員がいた… 名前は"百合城 姫華" 百合城姫華は一年と半年で全隊長、四番隊、十番隊以外を虜(取り巻き)にした そしてあの日…百合城姫華は前から目を付けていた玲斗を呼び出すことにした いつもと何一つ変わらず仕事をしていた玲斗 百合城姫華は書類を届けを理由に玲斗に対し「昼休みに話がある」と十番隊隊員の前で告げた そして昼休み… 玲斗は百合城姫華から告白を受けた… 玲斗は勿論断った「今は誰とも付き合うつもりはない」と… それに逆上した百合城姫華は自分の斬刀で服を破き頬をたたき、叫んだ… それをきっかけに百合城姫華の取り巻きは玲斗へ暴行をしだした
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