第壱話

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二ヶ月もすると手加減もなくなり、玲斗の身体は痣や傷だらけになる それには卯の花も黙ってはいなかったのだが、玲斗は持ち前の話術で卯の花を無理やり説得させ、あまり治療に来なかった 事件から三年後死神代行として越前リョーマを推薦する為、零番隊が尸魂界に集まった 認定式は零番隊が非公式な為、一~十三番隊の隊長と零番隊のみで行われた 零番隊と顔をあわしても常時暴行を受けているのを気づかせず、零番隊はなにも知らずには現世へと戻る それ以来零番隊は玲斗の命令で(現世滞在任務に集中しろ、というもの)一度も尸魂界に来なかった そして事件から六年たった今日… 使われなくなった倉庫に連れ込まれた瞬間… 紅が舞った 玲斗が斬魄刀で斬りつけられたのだ… 腕、足、腹、背といった顔以外を斬りつけられた上刺され、踏みつけられる 玲斗が多量出血により気を失った事に気づいた取り巻き達は、さっさと立ち去った 血の匂いに気づいた市丸が玲斗を発見し、瞬歩で四番隊へ運んだ 卯の花が玲斗の手当てしている間に市丸が零番隊に連絡をとった ――――
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