▼episode.01

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「いいよね。森永。朱桜くん」 「いいのかよ? 死ぬかもしんねぇんだぜ」 「うん。覚悟はしてる。それに、もし死んでもあの子がいるしね」  静内さんは少しだけまだ涙を溜めていたけど、ニコッと森永くんに笑いかけた。  すごいな静内さんは……私、怖くてなにも出来ないのに。  友達のために……まさか、犯人を探すなんてすごい……。 「あたしも力を貸すわ。警察がもうお手上げなんて任せておけないわ」 「そうだな。俺たちで犯人を探そう」  怜香ちゃんと北島くんまで……。 「怖くないの……?」 「あら未来。怖くないなんて事はないのよ。ただ、あたしの中で恐怖より友情が勝ってしまっただけ。八坂さんだって友達だもの。彼女の無念を晴らさなくっちゃ!」
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