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恐怖より友情が勝る……。
「それとも未来は、あたしが殺されても黙ってるつもりかしら」
「そ、そんなことは……っ」
「ふふっ。冗談よ。でもね未来……あたしは、黙ってるられないの。ごめんね」
「俺たちが死んだら桜木ちゃんに仇をとってもらわねぇとなっ」
森永くんは意地の悪そうな顔で私に笑いかけた。
怖いのは確かだし、もしかしたら逆に殺されちゃったり、そんな事よりもまず見つける事すら不可能かも。
でも……そんな事は考えていないんだよね……。
八坂さんのために……これからのために、みんな怖さを圧し殺しているんだ。
「さっそく聞き込みでもするかー?」
「そんなの警察がもうやっている」
「夜張り込むのはどうかしら」
「逆に補導されそう……」
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