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次の日、僕は眠かった
授業の内容はいつも以上に入ってこないし、半日は寝ていた気がする
あの後すぐに寝ようとしたけど、目を瞑るとあの光景が瞼の裏に映りどうも目が冴えてしまい寝付くに寝付けなかったのだ
「起立、礼」
「気をつけて帰れよ」
学校が終わった、と同時に僕にスイッチが入った
さっきまでの眠気はどこへやら、待ち合わせの場所まで寄り道せずに小走りに向かった
まだ夕暮れには早いいつもの石段
僕は待ちきれなかった
「まだかなぁ」
1分がとても長い、だけど前の様な感覚ではない長さ
ソワソワとして落ち着かない
「そうだ」
僕は携帯を取り出し朱鷺について調べる事にした
何かしらしていないと落ち着かなかった
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