僕の思い出をこれから話そう

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たどり着いた先は日本、江戸時代くらいだろう、この時代には朱鷺は普通に居たらしいから それにこの時代なら朱鷺を捕まえても罰せられる事はない 「てか説得出来るんだったら、すぐにでもやれば良かったんじゃない?」 「そうなんだけど、ちょっとした問題があってなぁ」 「問題?」 「そう、鳥の姿じゃないと朱鷺たちは説得出来ない、けど砂時計は人の姿じゃないと使えないんだ」 前に試してみたが鳥の姿では上手く回せず、人の姿に戻ると逃げられてしまったらしい 「おっ、早速発見ですぞ」 暮羽が指をさす先に数羽の朱鷺の姿が見えた 「ちょっと目瞑ってて」 言われた通り僕は目を瞑る しばらくすると頭を細い何かでコツコツと叩かれたので片目を開ける 目の前には暮羽であろう朱鷺がいた、首からゴーグルが提げてあるから、まず間違いないだろう 暮羽は足元に落ちている砂時計をつつく
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