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「さてこの調子でどんどん行くよ」
「うん」
この作業を始めて早一週間
時間はあっという間に、だけど濃い一日一日が過ぎていった
「なかなか順調に集まってきたな」
「そうだね」
「目標まで後一組か」
ニュースに報道される程に急に増えた朱鷺
その真実を知ってるのは僕と暮羽だけ
二人だけの秘密
僕はくすぐったいような感じがしていた
「これが終わったら暮羽はどうするの?」
「私か?私は何も変わらない、自由に旅を続けるよ」
「じゃあ、また前みたいに時間旅行に連れて行ってくれないかな?」
「ん?バッチコ…!」
銃声が鳴り響いた、ハッと我に返った僕が見た光景
胸から血を流している暮羽の姿だけしか僕の目には映らなかった
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