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「あっ…砂…時計…」
懐に入れていた砂時計には弾痕
サラサラとヒビ割れたガラスから漏れる砂
それを見てガクリと膝をつく
「砂時計が…大切な…砂時計…が…」
壊れた砂時計をただ呆然と見つめる
「やったぜ!今のはかなり大物…って人じゃねぇかよ紛らわしい、邪魔だどけ」
猟銃を片手に、腰には数羽の朱鷺をぶら下げて、向こうから体格のいい男がやってきた
男は悪びれる事もなく地面に唾を吐いた
「お前…人を撃って何とも思わないのか!?」
「何だよガキが、そんなトコに突っ立ってんのが悪いんだよ、なんならお前も撃ってやろうか?」
躊躇いなく銃を人に向ける
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