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「君は一体…」
「私は朱鷺だ」
「トキって言う名前なの?」
「違う違う、朱鷺って言う鳥だ」
「鳥?」
「そう、日本朱鷺、学名はニッポニアニッポンのあの朱鷺だ」
僕は固まった、目の前に居るのは何をどの角度で見ても人間だ、羽が生えていること以外は
思わずポケットから携帯を取り出し朱鷺の画像検索をする
「これが君とどこが一緒なの?」
「見た目に捕らわれてはならないよ、本質をしっかりと見なきゃ」
ケラケラと笑うその姿に少しムッとした
「で、そのニッポニア何とかさんは僕に何か様なの?」
少し嫌みっぽく言ってやった
だけど彼女はそんな事なんか全く気にせずに、こう言った
「私と時間旅行へ行かないか?」
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