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「おい!しっかりしろ!」
パシーンと両頬を叩かれた
「痛っ!」
「行くのか?行かないのかハッキリしろ」
「分かったよ!行くよ!行けば良いんだろ!」
イラついてしまい、ついその場の勢いで返事をしてしまった
彼女はニヤッと笑うと懐から砂時計を取り出す
澄んだ夜空に幾千の星が輝いている様な不思議な色の砂の入った砂時計だった
「いざ!時の世界へダイブ!」
彼女は砂時計を放り上げると砂時計は空中でクルクルと回りだす、と同時に空間がそれに合わせて回ってる様な感覚に陥った
いつの間にか地面はなく
足下には深い深い空間が広がっており
そこは水で満たされていて
僕は底に落ちていった
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